筆者の実績
- 旧帝大 修士卒(電気電子工学専攻)
- 電験一種に、10ヶ月で合格
- 気象予報士試験に、4ヶ月で合格
- 電験三種や電工の動画による問題解説サービスを実施中
- YouTubeチャンネル「電験大学」は登録者数3000人以上
- 電気工事士試験の受験生向けYouTubeチャンネルも開設



目次
解説
地中線の絶縁劣化診断技術と事故点測定技術に関する知識問題です。
地中線は目視による点検ができないため、これらの技術は非常に重要です。
損失電流法

(A)損失電流中の高調波歪み
水トリーが存在すると、その非線形電気特性に起因した高調波電流が流れるため、これを測定して劣化診断が行える。
残留電荷法

(B)~(D)残留電荷法
残留電荷法は水トリーの診断法で、直流電圧印加後に交流電圧を印加し、水トリーからの電荷放出を検出するやり方です。
B:残留 C:直流 D:交流
マーレーループ法

(E)~(H)原理・長所・短所
マーレーループ法は、ホイートストンブリッジの原理を用いて事故点測定している。
一線地絡事故にて高精度に事故点測定ができる。
断線や三線同時地絡事故では適用できない。(「健全相がない」と書かれているので三線同時地絡と判断}
E:ホイートストンブリッジ F:一線 G:断線 H:3線
パルスレーダー法

(I)事故点からの反射パルスを検知
送出したパルスが事故点にて反射するので、反射パルスが返ってくるのに要した時間から事故点を計算する。
I:反射